大人ニキビは、思春期ニキビと違って保湿がとても重要な要素となってきます。
その保湿に大切なものが「セラミド・ヒアルロン酸」です。
これらをたっぷりとお肌に浸透させてあげることで、大人ニキビ対策としての効果が期待できます。
大人ニキビに悩まされている人は多い
思春期のころに目立ってくるのがニキビの特徴ですが、大人になっても治らない、大人になってから急にでき始めるニキビの症状も珍しくありません。
意外にも大人の女性の50％、大人の男性なら25％もの割合で、ニキビに悩まされている状態です。
大人になってもニキビの症状が見られる状態を、一般的に大人ニキビと呼んでいます。原因がはっきりしにくいのがこのニキビの特徴です。
大人ニキビと思春期ニキビの発生箇所は異なる
比較として、思春期の頃のニキビを見ていくと、主にTゾーンに出来やすい性質を持っています。
毛穴が多く、皮脂の分泌が多い鼻から眉間、おでこ全体にかけてニキビの炎症がよく見られます。
皮脂を栄養にしてニキビの原因菌が繁殖するのが原因です。
大人ニキビの予防法
予防するポイントとしては、余分な皮脂を取り除くため、清潔にするためにこまめに洗顔する、角質ケアとして保湿をするなどが有効です。
主な原因
原因の特定が難しい大人ニキビの場合だと、主に角質が硬くなってしまうのが影響しています。
古くなった角質は日頃の洗顔では簡単に落とせなくなり、毛穴の柔軟性が失われて穴を塞ぎやすくします。
その中に原因菌が繁殖してニキビの炎症が発生する仕組みです。
角質が硬くなってしまうのは、様々な要因が考えられています。
仕事やプライベートにおけるストレスに疲労の蓄積、十分な睡眠時間が取れないことや体調を崩す、女性なら生理が影響するなど、人によって原因が違ってきます。
特定が難しいのが特徴です。
大人ニキビの大きな特徴は「乾燥肌」
思春期のニキビとの大きな違いは、乾燥肌でも症状が出やすいことです。
皮脂の分泌量の多さではなく、乾燥して硬くなった角質が毛穴を塞ぐことがよくあるためです。
そのため、大人ニキビには肌を保湿することが、最も大事だとされています。
ではどのように保湿するのが良いのでしょう。
それは、この記事の冒頭でもお伝えしましたとおり、保湿に役立つのがセラミドとヒアルロン酸です。
大人ニキビには保湿ケアが効果的
保湿には、セラミドとヒアルロン酸がとても役立ちます。
どちらも人が皮膚に持っている、美容成分です。
セラミドは肌のバリア機能を高めるには必要なものです。
皮膚の表面を覆うようにバリアを作り、ニキビの原因菌が毛穴に入り込むのを防ぐことができます。
また、皮膚が乾燥するのを防ぐ機能も持っています。
セラミドの膜ができることで、長時間保湿力がキープできる状態になります。
湿度が極端に低くなっても乾燥しないとされているほど、人の皮膚を潤すには大切な存在です。
ヒアルロン酸は高い保水力を持っていることで有名です。
乾燥しがちな皮膚にヒアルロン酸を取り込むことで、もっちりとした潤いを与えることができます。
また、皮膚が十分に潤されることにより、外部刺激に強い状態をキープできるのがメリットです。
潤いが保たれると、角質が硬くなって蓄積されにくくなります。
おかげで毛穴が塞がるのを予防し、ニキビのできにくい状態にしてくれます。
大人ニキビの予防に貢献するセラミドとヒアルロン酸ですが、年齢と共に減少するため、スキンケアで対策することが大切です。
スキンケアだけでなく、バランスの良い食生活や、十分な睡眠、ストレスを溜めないことも、これらの美容成分の減少スピードを緩めてくれます。
