乾燥肌じんましんによるかゆみの原因!入浴方法とケア対策は?

乾燥肌で悩んでいる人はかなり多いと思います。
特に空気が乾燥している冬場はとてもつらいですよね。

今回は、そんなつらいかゆみが起きる乾燥肌を少しでも改善する為、乾燥肌とかゆみについて詳しくご紹介していきます。

乾燥肌とかゆみ

肌の表面を覆う皮脂や角質細胞間脂質の減少によって、肌が含む水分が足りなくなり乾燥肌になっていきます。
肌が含む水分量が低下した乾燥肌は肌のバリア機能が衰えている状態になり、アレルゲン物質が侵入してしまうことで炎症が起きかゆみが生じます。

そのままにしておくと悪化する一方

アレルゲン物質が侵入してしまうことで炎症が起きかゆみが生じるとご説明しましたが、かゆみが生じるともちろん『掻き』ますよね?
このかゆみをグっと堪えて我慢出来る人はなかなかいないと思います。

でも『掻く』行為を行っているとひどい時には粉吹き状態となりバリア機能が衰えている肌をさらに傷つけてしまいます。
傷口を自分でどんどん広げていくことになるんです。

乾燥肌と一緒に蕁麻疹の症状が出る場合も

結構乾燥肌と蕁麻疹の因果関係を知らない人が多く、
蕁麻疹と聞くとアレルギーが原因と思われがちで、乾燥肌と蕁麻疹を関係づける人が少ないです。

ですが乾燥肌が原因で起こる蕁麻疹もありますので、関係性を知った上で対策していきましょう。

温度差がじんましん発症の原因に!

特に痒くなるのは入浴後や帰宅後などの室内に入った時が多かったりしませんか?
でしたら温熱じんましんになっている可能性が高いです。

これは温度が低い状態から温度が高くなると急に痒くなったり蕁麻疹が出たりする症状です。
大きな特徴としてはとてもかゆみが強いこと。

気温が低い外から気温が高い室内に入った途端、太ももの内側や外側・二の腕などにかゆみを覚え、蕁麻疹がブワーっと出てきてしまう。
乾燥した肌はダメージを受けやすく、こういった温度差が致命的な刺激になっていたりします。

寒いからといってストーブなどの前で暖まろうとするのも、かゆみと蕁麻疹が出てきますので注意が必要です。

乾燥肌と同時に敏感肌にも注意が必要

乾燥肌と同じく、敏感肌によっても蕁麻疹がでてきます。
ほとんどのケースは乾燥肌が原因で敏感肌を併発してしまうパターンが多いです。

前項でもご説明しましたが、乾燥した肌はダメージを受けやすく刺激に弱くなります。
その上で乾燥が原因のかゆみによって、掻くことを我慢できずに肌を傷つけてダメージを負わせてしまう。

すると肌の表面のバリアがない状態で刺激を受け続けることになりますので、
結果的に敏感肌にもなりかねない悪循環に陥ります。

こうなるとかゆみも蕁麻疹もとまらないですよね。

敏感肌になってしまう原因の一つには、布団や絨毯などに潜んでいるダニやダニの死骸もアレルゲンや刺激の要因となるのでしっかり洗うことが大切です。

なぜ乾燥して痒くなると蕁麻疹が出るの?

わたしたちの皮膚の血管中や血管周辺には、肥満細胞と呼ばれるヒスタミンという成分を含んだ小さい粒子がたくさんいます。
この肥満細胞が刺激(肌が擦れたり温度の差による刺激など)を受けると粒子から外に向けてヒスタミンを放出し血管内にヒスタミンが溢れてきてしまうんです。

さらに血管には小さな穴がありヒスタミンがそこから血管外へ滲み出ていきます。
すると皮膚の下で溜まってしまったヒスタミンが盛り上がり蕁麻疹になるというメカニズムです。

あの激しいかゆさは、血管から外に滲み出たヒスタミンがかゆみ神経を刺激することで起きていたんですね。

日々の対策とケア方法で乾燥肌によるかゆみを解消!

入浴時のスキンケアで肌状態を改善へ

まず一番気をつけたいことは入浴、入浴後の肌のケアです。
熱いお湯が肌の中の水分を流し出してしまうので、あまり熱すぎないお湯にして長時間の入浴も控えるようにします。

そして入浴後は肌内の水分を逃がさないように、肌がまだしっとりしている状態で保湿剤で水分にフタをします。

※ここで完全にお肌の水分をタオルで拭ききったり、お肌が乾ききってから保湿剤をつけないようにしてください。
肌内に水分がない状態で保湿剤を使用しても、砂漠の砂の上に油を撒くようなもので、砂漠の砂は潤いませんよね?
水分をしっかり含んだ状態で保湿剤でフタをしましょう。

かゆみを抑える成分を含んだクリームを使う

尿素やセラミド、ビタミンEなどを多く含む乾燥肌のかゆみを抑えるクリームが販売されているので、自分の肌に合ったものを選んで使用してみましょう。
とにかく肌を掻くということを防止していきます。

かゆみを一時的に抑える方法

それでもやっぱりかゆみが襲ってくることがありますよね。

そんな時は保冷剤や水道水などで痒い部分を冷やしてみて下さい。
すると一時的にかゆみが収まります。

これは冷やすことによってヒスタミンの分泌や働きをやわらげるだけでなく、
皮膚が冷たさによって感覚が鈍ることによって一時的にかゆみを抑えます。

どうしても改善されない時には

皮膚内のヒスタミンの放出を抑え、働きを低下させることが出来る抗ヒスタミン薬というものがあります。
ケアを続けてもなかなかかゆみが改善されないという時は、専門医に処方箋について相談しましょう。

 

まずは乾燥肌を改善する為にも、今使っている化粧水や乳液を見直してみて下さい。

ヘルスケア商品で有名な持田製薬グループの化粧水や乳液を使ってみるのも良いかもしれませんね。

今ならモニター企画もやっているようですよ。