ニキビの原因菌といえばアクネ菌が有名ですよね。
ですが、私たちの肌に常に存在している「常在菌の不足」が大人ニキビの原因となっていることもあります。
この常在菌には表皮ブドウ球菌があるのですが、この菌が健康な肌の維持に重要な役割をしてくれているんです。
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今回は、大人ニキビを防ぐ上でとっても大切になる『表皮ブドウ球菌』の働きについて、詳しくご紹介していきますよ~♡[/surfing_voice]
大人ニキビの原因は複雑
思春期のニキビは、皮脂の過剰分泌によるアクネ菌の異常繁殖が原因であることが多いので、こまめに洗顔をするのがベストなんです。
ところが、思春期が終わると皮脂の分泌や新陳代謝が緩やかになってくるのですが、過剰な洗顔を繰り返すことでかえってニキビができやすくなってしまうんです。
これが、思春期ニキビとは違う「大人ニキビ」の原因(>_<)
大人ニキビができると、なかなか治りにくかったり跡が残ったりしてユウウツな気持ちになりますよね~。
大人ニキビは、皮膚の表面的なトラブルと生活習慣などからくる内的な要因が複合的に絡み合ってできてしまうため、「治りにくい」・「繰り返しできる」という特性があります。
肌表面に存在する常在菌の存在
皮膚の表面には目にはみえない常在菌がいます。
「え~!菌がたくさんいるの?」と驚かれる人もいるかもしれませんが、これらは汚いものではなくて、あなたの皮膚を守る働きをしてくれるお肌にとって大切なものです。
実は、ニキビの原因菌であるアクネ菌は、数さえ適正であれば必要不可欠な存在!
人間にとって悪影響のある菌やウイルスから皮膚を守ってくれているおかげで、炎症や化膿を防いでくれているんですよ。
特に表皮ブドウ球菌といわれる細菌群は、表皮を弱酸性の膜で覆ってくれているため、バリアのような役割を果たしてくれています。
ところが、過剰に洗浄したり殺菌したりするとこの働きが弱まり、外からの攻撃を受けやすくなってしまいます。
大人の生活習慣とニキビの関係
ちょっとした刺激で赤くなったり、ブツブツができたりして「大人ニキビでは?」と思われているのかもしれません。
また、大人になるとお付き合いで脂っこい食べ物が続いたりしがち。
中にはお酒が大好きという女性もいますし、たばこをたしなむ方もいますよね。
こういったことが起因となって体調に変化が起こったりすると、皮膚の状態にも大いに影響が出るようになりますし、また仕事や育児などによるストレス・寝不足などが続いてしまうのもニキビの原因となります。
ですから、大人ニキビが気になり始めたら、まずは生活習慣を見直してみてください。
胃腸に優しい食べ物をチョイスしたり、夜は早めに就寝したりすることで、体内リズムを整えるようにします。
また、ニキビがあるからと言って洗顔を何度もしたりしないようにしましょう。(大人ニキビを予防する正しい洗顔方法)
まず、体調を整えることで皮脂バランスを内側から改善しつつ、善玉の常在菌を増やすように心がけます。
化粧や汚れをきちんと落としたら保湿を心がけて下さい。
また、体自体の免疫力を高めるためにも、ビタミン類やたんぱく質をたくさん摂るようにしていきましょう♪
特に皮膚細胞はたんぱく質でできています。
お肉の脂肪分が気になってたんぱく質を控える人が多いのですが、そんな人におすすめなのは豆腐や納豆などの大豆でできたものや魚を摂取すること(*‘∀‘)
また、思春期と違って皮脂の過剰分泌よりも皮脂が足りない場合が懸念されますので、定量のナッツ類でビタミンやミネラルを補いましょう。
思春期ニキビは鼻まわりや頬などが多いのですが、大人ニキビはあごや首に近い部分に繰り返し出ることがあります。
リンパの流れが滞って不要なものがそのあたりで停滞すると繰り返しできやすいので、軽い運動やマッサージなどで血液やリンパの流れをよくしてあげると予防に効果的ですよ。
体にもマラセチア菌というニキビ原因菌が存在します。
清潔にしながらも保湿することで、常在菌のバランスを整えることが重要なので、日々大人ニキビの予防に取り組んできましょう!