2022年12月2日に公開された映画「月の満ち欠け」。大泉洋さん主演、Snow Manの目黒蓮さんも出演し、大ヒットとなりました。
今回は「月の満ち欠け」のあらすじを紹介しますよ。
「月の満ち欠け」とは?
「月の満ち欠け」とは、2022年12月2日に公開された映画ですが、その原作は2017年に発売された佐藤正午さんの長編小説です。佐藤正午さんは「個人教授」「鳩の撃退法」などで知られる小説家で、「月の満ち欠け」では直木三十五賞を受賞していますよ。
累計発行部数は56万部、生まれ変わりを題材とし、時空を超えた男女の究極の愛を描いた作品となっています。
大泉洋主演で映画化
2022年12月2日、松竹の配給で映画化され公開されました。監督は「余命一ヶ月の花嫁」「ストロボ・エッジ」などで知られる廣木隆一さん。主演は大泉洋さんで、他にも有村架純さん、目黒蓮さん、伊藤沙莉さん、田中圭さん、柴咲コウさんなど豪華キャストが集結しましたよ。
同作の撮影は2021年11月から12月に行われました。日本アカデミー賞では作品賞、主演男優賞(大泉洋さん)、助演女優賞(有村架純さん)、助演男優賞(目黒蓮さん)、新人俳優賞(目黒蓮さん、菊池日菜子さん)など、多数の賞を受賞しましたよ。
月の満ち欠け あらすじ
月の満ち欠け あらすじを紹介します。
仕事も家庭も順調だった主人公、小山内堅(大泉洋)。しかし、その日常は一変、愛する妻、梢(柴咲コウ)と娘を不慮の事故で同時に失ってしまい、深い悲しみに沈みます。そんな堅のもとに、三角哲彦(目黒蓮)と名乗る男が訪ねてきます。哲彦が言うには、堅の娘である瑠璃は、事故に遭った当日、面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたのだとか。更に、哲彦は「彼女は自分が狂おしいほどに愛した『瑠璃』(有村架純)の生まれ変わりだったのではないか」と口にするのです。
「瑠璃」が辿る三度の人生
「生まれ変わり」をテーマにした本作。堅の娘である瑠璃は、作品の中で三度の人生を辿ることになります。一度目が、哲彦と愛し合った瑠璃。瑠璃のアルバイト先で哲彦と出会って以降、偶然の再会を繰り返すうちに愛し合うようになった二人、しかし瑠璃は人妻であり、二人は許されざる恋だったのです。
その後、瑠璃は堅の娘に転生、夢の中で母、梢に「名前を瑠璃にしてほしい」と伝え、瑠璃として生まれます。かつての夫との再会、因縁を経て二度目の人生も終焉を迎えてしまった瑠璃は、その後また生まれ変わり、三度目の人生を歩むことになるのです。
時を超える「もう一度逢いたい」という願い
「愛し合っていた一組の夫婦」と「許されざる恋に落ちた恋人たち」、二つの物語が数十年の時を経てつながっていく奇跡の物語。その奇跡を起こしたのは、「もう一度逢いたい」というただただ純粋な思いでした。「生まれ変わっても、あなたに逢いたい」と強く願った一人の女性の思いが起こす、あまりにも切なすぎる愛の奇跡、それこそがこの「月の満ち欠け」という物語なのです。
原作との相違点
直木賞作品の名作を原作とした映画ですが、128分という公開時間に間に合わせる意味もあってか、原作小説とは様々な点が異なります。映画内では三度生まれ変わる瑠璃ですが、原作では生まれ変わる回数は四度。映画以上にボリュームのある物語となっていますよ。映画と原作で二度面白い本作、映画を見て面白かった方は是非原作小説も手に取ってみてください。
大泉洋と目黒蓮、両名の名演技
映画内でも注目すべきは、大泉洋さんと目黒蓮さんの名演技です。本作では現在と過去の物語が描かれ当然作中の人物もそれだけ年齢に違いが出てきます。大泉洋さんは小山内堅を28歳から55歳まで演じ、目黒蓮さんは三角哲彦を大学生時代から39歳まで演じますよ。共に実年齢とは大きく離れた年代の姿も演じており、圧巻の演技からは目が離せません。
最後に
今回は「月の満ち欠け」のあらすじについて紹介しましたよ。合わせて、連続テレビ小説【エール】のキャストについて気になる方はぜひご覧ください。
日本中を感動の渦に巻き込んだ月の満ち欠け。皆さんも是非見てみてくださいね!