Netflixオリジナル『ザ・クラウン』シーズン5がスタート!見どころは?

故・エリザベス2世の治世を描く、Netfrixドラマ『ザ・クラウン』のシーズン5が始まります。シーズン5では、マスメディアの出現や大英帝国の衰退、皇太子の離婚問題など、女王はかつてないほどの大きな試練と向き合うことになっていきます。

そこで今回は、『ザ・クラウン』シーズン5の見どころをご紹介していきます。

『ザ・クラウン』とは

『ザ・クラウン』は、実在の人物であるイギリス王室・エリザベス2世の半生を描く、Netflixオリジナルドラマシリーズです。

若くして即位したエリザベス女王が、政治と家族の問題に向き合いながら、苦悩と葛藤の中で国を治めていく姿を史実に基づいて描いています。エリザベス2世を主軸に、年月をまたいで物語が描かれているので、ひとつのキャラクターを年齢ごとに複数の俳優が演じているのも特徴となっています。

『ザ・クラウン』シーズン5の見どころ

シーズン5は、より現代に近づき、歴史書の中の事件というよりも多くの人々が記憶している出来事が物語として展開されます。

チャールズ皇太子とダイアナ妃の離婚、アンドルー王太子夫妻の破局、ウィンザー城の火災事件など、イギリス王室にとって激動の数年間が描かれます。特にシーズン4から続く、チャールズ皇太子とダイアナ妃 カミラの関係に注目です。

冷え切った夫婦関係

チャールズ皇太子とダイアナ元妃の夫婦関係は、これ以上ないところまで悪化します。公然といがみ合うようになった2人には不仲説が流れ、公務もプライベートも別行動をとるようになりました。

メディアからの注目を一身に浴び続け、精力的に慈善事業を行うことに生きがいを見出すダイアナ妃ですが、人気が高まるにつれますますチャールズ皇太子は嫉妬し、冷たい態度になります。

寂しい子供時代を送ったダイアナは、両親を反面教師として幸せな結婚を夢見ていましたが、チャールズ皇太子との結婚生活はかけ離れたものになりました。また、大人な女性を好むチャールズ皇太子にとって、ダイアナ妃は稚拙に見えていたようですね。

ダイアナのBBCとのインタビュー

1992年6月には、ダイアナ妃の結婚生活を綴った暴露本が出版されます。さらに1995年には、ダイアナ元妃がBBCテレビのインタビューにて、自身の波乱に満ちた私生活、自殺未遂に摂食障害、夫の愛人であるカミラ夫人の存在、自らも不倫をしていたことを語ります。

これが大きなきっかけとなり、ダイアナ妃はロイヤルファミリーの権威を貶めたとして王室の怒りを買うことになります。

チャールズ皇太子 カミラの関係

あまり明らかにされてこなかった、ダイアナ元妃と離婚後のチャールズ皇太子 カミラの関係がどのように描かれるのかも見どころです。不倫関係だった2人は、付かず離れず寄り添いあい、ダイアナ妃の死後から数年経って公式に結ばれます。

シーズン4では、カミラ夫人がチャールズ皇太子に対して、自分は人妻であることや人生を全て捧げてくれる若い女の子を見つけなさい、といったことを伝えていました。チャールズ皇太子はそんな忠告も無視して、カミラ夫人へのアプローチを続けます。一体どうやってカミラ夫人を振り向かせたのか、それに対する王室の反応も注目したいところです。

ダイアナ妃を描く、映画『スペンサー ダイアナの決意』

2022年10月には、映画『スペンサー ダイアナの決意』が公開されました。スペンサー伯爵家の令嬢として誕生し、20歳でチャールズ皇太子と結婚したダイアナ妃は、36歳という短い生涯を駆け抜けます。

映画『スペンサー ダイアナの決意』は、そんなダイアナ妃が人生を変える決断をしたと言われる1991年のクリスマス休暇を描いています。ダイアナ妃のファーストネーム、スペンサー 映画のタイトルに使われており、物語において重要なアイデンティティとなっています。「ダイアナ妃」の愛称で親しまれていますが、この映画で本名を知ったという人も少なくないかもしれません。

『ザ・クラウン』シーズン5もダイアナ妃とチャールズ皇太子が中心となって展開していくので、こちらの映画もあわせて見てみるとより楽しめそうですね!