1987年の発売から35年の時を越えて現代へ。ファイナルファンタジーはスマホゲーム版、究極の2Dリマスターとして不死鳥のように復活しました。そうです!歴史に残る初代の2Dゲームが、スマホという手のひらサイズでプレイできるという新たなる歴史を踏み出したのです。今回は、ファイナルファンタジーのこれまでの歴史を振り返りつつ、筆者のオススメのバージョンをご紹介します。
ファイナルファンタジーの足跡
ドラクエの二番煎じと言われた、ファミコン時代
今から35年前の1987年、将来的に日本だけにとどまらず世界中をも魅了することになる伝説のゲーム『ファイナルファンタジー』が産声を上げました。奇しくも、世間は国民的人気作になった初のRPGゲームである『ドラクエ』で盛り上がっていた時代です。当然発売当初は、現在のような盛り上がりはなく、ドラゴンクエストの後続作品、二番煎じ的な見方をする人たちもいた時代でした。
ブランド確立期
当時としては、斬新かつ最新鋭であったサイドビューグラフィックや4人で組み合わせるパーティー、キャラクターの職業を選べるジョブシステムなどに幅広い層からの支持を得ました。そして徐々に人気の兆しがあったことで、続編の開発を決定。初代よりもさらに斬新なシステムとレベル制廃止、ジョブチェンジシステムの基礎を築くと共に、召喚獣という目玉商品と次々に展開していきました。ファイナルファンタジーはファミコン時代に、シリーズにおけるゲームの核を作り上げ、幅広い層のファンを作り、ブランドを確立させていったのです。
プラットフォームを変えながら、常にプレイヤーたちを魅了
『ファイナルファンタジー』という作品は、ファミコンからスーパーファミコンへ。スーパーファミコンからプレイステーション。プレイステーションからプレイステーション2と、時代の流れの中でゲーミングプラットフォームを牽引してきたと言っても過言ではないでしょう。そして、PS3、PS4、PS5とプラットフォームが変わる度にさらに美しく、さらにドラマティックに、そしてさらに楽しめる作品になっています。
余談
その類似性から、中にはグランブルーファンタジーもファイナルファンタジーの制作陣が作り上げていると思っている方もいらっしゃるようです。確かにBGMを担当したのがFFシリーズを手がけた植松伸夫氏だったり、元スクエアのスタッフさんが現Cygamesのスタッフさんになっていたりと似ている部分はあるかもしれませんが、制作陣もストーリー性も全く別のもの。グラブルーはグラブルで、また違った面白さがあるんですけどね。
スマホでプレイできるFF タイトル一覧
ナンバリングシリーズ
- FINAL FANTASYⅠ(2D)
- FINAL FANTASYⅡ(2D)
- FINAL FANTASYⅢ(2D)
- FINAL FANTASYⅣ(2D)
- FINAL FANTASYⅤ(2D)
- FINAL FANTASYⅢ(3D REMAKE)
- FINAL FANTASYⅣ:THE AFTER YEARS -月の帰還- (※FFⅣの続編)
- FINAL FANTASY Ⅵ(3D REMAKE)
- FINAL FANTASYⅦ
- FINAL FANTASYⅨ
- ファイナルファンタジーXVポケットエディション
その他の外伝や移植作品などスマホオリジナル作品
- 聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-
- FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争
- FINAL FANTASY LEGENDS 光と闇の戦士
- FINAL FANTASY LEGENDS II 時空ノ水晶
- ディシディアファイナルファンタジー オペラオムニア
- FINAL FANTASY GRANDMASTERS
- PICTLOGICA FINAL FANTASY
- BRAVELY DEFAULT FAIRY’S EFFECT
- ワールド オブ ファイナルファンタジー メリメロ
- FINAL FANTASY ALL THE BRAVEST
- FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS
- ファイナルファンタジーXIV: ライブラ エオルゼア(※FF14サポート用アプリ)
- MOBIUS FINAL FANTASY(2018年3月22日)
- FINAL FANTASY EXPLORERS FORCE
- ファイナルファンタジーポータルアプリ
ファイナルファンタジーおすすめ作品
ファイナルファンタジーのスマホアプリで人気を集めているのは、スーファミ発でDSでも発売された名作『FINAL FANTASY IV』や、シリーズ屈指の感動ストーリーが展開される『FINAL FANTASY IX』などの移植作。さらに、懐かしの名場面がファンにうれしい『FINAL FANTASY Record Keeper(FFRK)』、歴代のキャラクターが登場するだけでなくオリジナルキャラクターも操作できる『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS(FFBE)』など、スマホ専用タイトルもおすすめです。筆者イチオシは昨年リリースされた2Dリマスター作品の『FINAL FANTASYⅢ』ですかね。これからリリース予定の『FINAL FANTASYⅥ(2D)』も待ち遠しいです!
最後に
スマホでファイナルファンタジーを堪能できる日が来るとは思ってもいませんでした。しかもこのラインナップは本当にワクワクしますね。またスマホ版だけでなく、世界中が現在待ち望んでいるPS5用アクションRPG『ファイナルファンタジーXVI(FF16)』の新情報も期待が高まるばかりですね。この春、あなたがファイナルファンタジーの新たなる歴史の証人になるかもしれません。