最低限やっておきたい!3つのスマホのセキュリティ対策

みなさんは「キャッシュレス決済」を利用したことはありますか?キャッシュレス メリットはなんと言っても支払いの手軽さにあり、近年は「スマホ決済サービス」の普及が進んでいます。ですが、過去には不正使用や詐欺などの事件が発生したこともあり、セキュリティに不安を感じる方も多いのではないでしょうか?

この記事では、インターネットをよく使う方や、スマホ決済サービスを利用している方にもおすすめの、最低限やっておきたいスマホのセキュリティ対策を3つご紹介します。

スマホの安全を脅かす5つの危険

スマホのセキュリティ対策をする前に、まずは代表的な5つの脅威について知っておきましょう。

①ウイルス

ウイルスとは、スマホに侵入して危害を加える目的を持ったプログラムです。迷惑メールやアプリなどからウイルスに感染し、増殖を繰り返しながら「データ破壊」「個人情報漏洩」といった様々な損害を与えていきます。このような有害プログラムは、「マルウェア」とも呼ばれ、代表的なスマホの脅威と言えます。

②フィッシング詐欺

フィッシング詐欺とは、実在する企業やサービスを装って偽Webサイトへ誘導するサイバー犯罪です。「銀行」「宅配業者」などを名乗ってメールやSMSを送りつけ、記載したURLから悪意のあるサイトに誘導します。偽サイトは本物そっくりなため、詐欺と気付かないまま個人情報を入力してしまう可能性が高いです。個人情報が抜き取られた場合、銀行口座やクレジットカードの不正使用といった被害につながります。

③スパムメール

スパムメールとは、不審なアドレスから一方的に送られてくる迷惑メールのことです。送られてくるメールは詐欺目的のものが多く、中にはウイルス付きファイルを添付する悪質なケースも存在します。スパムメールはトラブルの元でしかないため、むやみにメールや添付ファイルを開かないようにしましょう。もしスパムメールに困っている場合、迷惑メールフィルタを設定したり、新たなアドレスを取得して変更することで対処ができます。

④不正アクセス

不正アクセスとは、インターネットを通じて許可されていない領域に侵入することです。悪意のある者が「ID」「パスワード」を入手して他人のスマホに侵入し、遠隔操作によって不特定多数のスマホに対し攻撃を行う踏み台として悪用します。また、近年目立つキャッシュレス化の普及により、スマホ決済サービスの不正利用が増加していることも注意が必要です。

⑤サイバー攻撃

サイバー攻撃とは、インターネットを通じてスマホのシステムに破壊活動やデータ不正取得などを仕掛けるサイバー犯罪のことです。中でも特に注意すべき存在は「ランサムウェア」と呼ばれるプログラムでしょうか。ランサムウェアは、スマホに侵入してデータ暗号化と金銭要求を行う「身代金要求型プログラム」で、近年世界中で猛威を振るっています。多くは正規ソフトに擬態した「トロイの木馬」として侵入するため、ソフトウェアをインストールする際には細心の注意を払う必要があるでしょう。

最低限やっておきたい!3つのスマホのセキュリティ対策

ここからは、対策のやり方が分からない方でも簡単にできる、最低限やるべきスマホのセキュリティ対策を3つご紹介します。

①OSやアプリを最新にする

スマホのOSやアプリはソフトウェア・アップデートで最新にしましょう。ソフトウェア・アップデートにはセキュリティ上の問題「セキュリティホール」の修正が含まれています。実は古いOSやアプリを使用し続けていると、セキュリティホールを狙ったサイバー攻撃の被害を受ける恐れがあるのです。スマホを安全に使用するためにも、最新のOSやアプリに更新することを心がけましょう。

②不審なメール・Webサイトをクリックしない

不審なメールやWebサイトはクリックを避けるようにしましょう。なぜなら、迷惑メールや悪質サイトの中には開くだけでウイルスに感染してしまうものが存在するからです。そのため、日頃から怪しいメールやWebサイトに気を付け、危険を回避することもスマホを守るうえで大切なポイントと言えます。

③セキュリティ対策ソフトの導入

最も重要なスマホの保護方法は、セキュリティ対策ソフトを導入することです。インターネットに接続すれば、ウイルスはもちろん詐欺や不正アクセスといったサイバー攻撃が常にスマホを狙っています。完全オフライン専用であれば安全でしょうが、実際にそのようなスマホの使い方をする人はほとんどいないでしょう。あらゆる脅威からスマホを保護するためにも、セキュリティ対策ソフトのインストールは必須なのです。

最後に

スマホの普及で世の中はどんどん便利になっています。普及が進むキャッシュレス 財布が不要になっても、セキュリティ意識が軽くなってはいけません。しっかりと対策をし、これからもインターネットを便利に活用していきましょう。