【聖地巡礼の旅】『Dr.コトー診療所』のロケ地は沖縄県のどこ？

いよいよ2022年12月16日より劇場版『Dr.コトー診療所』が公開となります。

2003年と2006年にフジテレビ系列で放送されていた名作テレビドラマ『Dr.コトー診療所』の続編が16年ぶりに復活するということで、ファンから喜びの声が上がっていますよね！

この『Dr.コトー診療所』の魅力は、孤島の過酷な医療状況や島での人間関係などが描かれているストーリーと、志木那島という架空の島の美しく雄大な自然です。そこで今回は、『Dr.コトー診療所』のロケ地となった沖縄県にある離島に注目してみます！

『Dr.コトー診療所』のロケ地は日本最西端の与那国島！

ドラマの撮影場所となったのは、沖縄県の八重山諸島の一つである与那国島です。沖縄本島から南西へおよそ510km、台湾までは約111kmに位置している与那国島は日本最西端にあり、国境の島とも呼ばれています。

• 所在地：沖縄県八重山郡与那国町
• 所在海域：東シナ海・太平洋（フィリピン海）
• 所属諸島：八重山諸島
• 面積：28.95km2（小笠原諸島の硫黄島や父島よりやや大きい）
• 人口：1,707人（2022年11月27日現在）
• 主な産業：農業（サトウキビ等）/畜産業/漁業

与那国島への行き方！

与那国島 行き方は、空路と海路があります。

空路の場合は、まずは最寄りの空港から那覇空港、または石垣空港へ向かいます。そこから琉球エアーコミューター（JALグループ）のプロペラ機に乗り与那国空港を目指します。

海路の場合は、離島観光の拠点となる石垣港離島ターミナルから程近い場所にある八島フェリーターミナルより「フェリーよなくに」に乗船。与那国島の久部良港行きフェリーは週2便運航しています。

与那国島で『Dr.コトー診療所』のロケ地を巡る！

日本最西端にある小さな離島の与那国島は、テレビドラマ『Dr.コトー診療所』のロケ地となり一躍注目されるようになりました。

テレビドラマの放送が終了した今も多くのドラマファンが与那国島を訪れています。ここでは、主なロケ地を一部ご紹介します！

志木那島診療所

ドラマの舞台の中心となるのが、この志木那島診療所で『Dr.コトー診療所』の撮影用に建てられたセットです。与那国島は台風が多い地域でもあるため、約2,000万円をかけて頑丈に造られているのだとか。

この診療所は現在も撮影当時のままの姿で残されていて、有料ではありますが診療所内を見学することもできます。白衣の貸し出しも行っているので、コトー先生に扮して記念撮影をするのもいいですね。

志木那島の港（久部良港）

与那国島の海路の玄関口でもある久部良港は、コトー先生が志木那島に最初に降り立った場所であり、安藤重雄（泉谷しげる）や原剛利（時任三郎）が働いていた漁港でもあります。この久部良港は日本最西端の漁港としても知られています。

志木那村役場（与那国町役場）

看護師の彩佳（柴咲コウ）の父親・星野正一（小林薫）が勤務していたのがこの志木那村役場です。ドラマの中で志木那村役場の車両として使用されていた軽自動車は、現在はダイビングショップで使用されているとのことです。

志木那島小学校（比川小学校）

志木那島小学校は、原剛洋（富岡涼）らが通っていた全校生徒6人の小さな小学校です。撮影の舞台となったのは、志木那島診療所のセットからすぐのところにある与那国町立比川小学校。実際の児童数も10名という極小規模校です。

南牧場線

与那国島の久部良と此川の集落を結ぶ道路である南牧場線。様々なシーンでこの南牧場線は使われましたが、特に印象に残っているのはエンディングのタイトルバックでコトー先生が自転車で走るシーンではないでしょうか。

もし与那国島でレンタル自転車をする機会がありましたら、是非南牧場線を走ってみてください。

馬鼻崎（うまばなざき）

与那国空港の西側にある馬鼻崎は、南牧場線と同じくタイトルバックで使用され、コトー先生が崖の上に座っているあのシーンが撮影された場所です。

馬鼻崎の岬からは東シナ海の雄大なパノラマが一望でき、また北を向いているため朝日と夕日の両方を楽しむことができます。

その他の与那国島の主な観光スポット！

与那国島には、『Dr.コトー診療所』のロケ地以外にもたくさんの見どころがあります。与那国島 観光で抑えておきたい、大自然を感じる観光スポットをいくつかこちらでご紹介します。

東崎（あがりざき）

海面から約100mの断崖絶壁の岬で、岬の先端には灯台もあります。その灯台の展望台からは、天気が良いと西表島を眺めることもできます。この岬周辺は牧草地になっており、日本在来馬の一つである与那国馬や牛が放牧されていて、のどかな風景が広がっています。

軍艦岩

軍艦岩は、与那国島の南東部の海にある巨大な岩です。紺碧の海に浮かぶ姿がまるで軍艦のように見えることからこの名が付けられました。手前の崖の上には展望台もあり、そこから軍艦岩を眺めることができます。

立神岩（たちがみいわ）

軍艦岩と同様、海に突き刺さったような形で聳え立っている巨大な岩・立神岩。この立神岩は与那国島のシンボルでもあります。また立神岩は神の岩としても崇められています。軍艦岩から車で2分ほどの場所にありますので、軍艦岩と一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。

ナンタ浜

与那国島の北部にあるナンタ浜。美しい白砂のビーチで、海水の透明度も高く、波打ち際から沖に向かって青が濃くなっていくグラデーションが絶景を作り出しています。ただし、沖に向かうにつれて水中の流れが速くなるため、できるだけ浅瀬で美しい風景をお楽しみください。

西崎（いりざき）

日本の最西端の島である与那国島での、最西端の地がこの西崎です。日本最西端の碑や展望台もあります。日本国内で一番最後に沈む夕日を見れる場所でもあり、多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。

まとめ

今回は、この冬公開の映画『Dr.コトー診療所』のロケ地となった与那国島の行き方や観光スポットについてまとめてみました。

最近は徐々に国内旅行をする方も増えてきているので、次回の旅行先に沖縄県の与那国島はいかがでしょうか。『Dr.コトー診療所』ファン同士でロケ地巡りもいいですし、仲間でわいわいフェリーの旅もいいですよね。日本最西端にあり、壮大な大自然に出会える与那国島。是非一度訪れてみてください！