壊死性リンパ節炎とは?どんな症状や治療法?別名は菊池病

AKB48の小林香菜さんが12月29日にツイッターで、自身が「壊死性リンパ節炎」であることを告白されたことで、壊死性リンパ節炎が話題となっています。

10日間ほど続けて高熱が出ていたようで、首にしこりも出来ていたことが気がかりで病院でしっかりと検査をしてもらったそうです。
壊死性リンパ節炎という病状はあまり聞き慣れませんが、一体どんな病気なのでしょうか?

命にかかわるような病気なのかも気になりますよね?

そこで今回は壊死性リンパ節炎という病気はどんなものなのか、
症状や原因、治療法などにスポットをあててご紹介していきたいと思います。

まずは壊死性リンパ節炎がどのような病気なのかを見ていきましょう!

壊死性リンパ節炎とは?どんな病気?

壊死性リンパ節炎は別名「菊池病」とも呼ばれ、頚部のリンパ節が肥大し38℃以上の高熱を併発します。
この高熱は長期にわたり継続し、1週間から長い時では10日間ほど高熱が続きます。
場合によっては40℃以上の高熱が出る場合もあるようです。

リンパ節の肥大では大きくなると強い痛みも…。

壊死性リンパ節炎は女性が発症しやすい

壊死性リンパ節炎は20代から30代の女性に発症しやすい傾向があり、男性の発症率の約2倍となるそうです。

壊死性リンパ節炎は日本人に多い病気?

日本人を含めた東洋人に壊死性リンパ節炎の発症が多くみられやすく、実は白人や黒人での壊死性リンパ節炎の発症ケースはかなり稀のようです。

これは遺伝子のDPB1の差が原因と見られているようです。

壊死性リンパ節炎の発症の原因は?

1972年に発見された病気ということもあり、比較的新しい病気となるようです。

その為か、体外からのウイルス感染説や免疫過剰反応説、アレルギー説などが挙がっているようですが、未だに詳しい原因は分かっていないそう。

現時点では、
「疲れがたまった免疫力の落ちた身体にウイルスが侵入して引き起こされる説」
が有力だそうです。

[ad#co-1]

壊死性リンパ節炎は命にかかわるような病気ではない?

命にかかわるような病気ではなく、壊死性リンパ節炎は治療しているしていないに関わらず、約1ヶ月から2ヶ月で症状は落ち着きます。
ですが、人によっては数年単位で再発することがあるので、体力的にはかなり辛い思いをするようですね…。

また、良性のリンパ筋腫の疾患となるため悪性ではないのが特徴です。
いくら良性の疾患だからといっても、高熱やリンパ筋腫肥大によるしこりの痛みをなんとかしたいですよね。

これらの症状を手軽に抑える方法はあるのでしょうか?

壊死性リンパ節炎の治療法は?

壊死性リンパ節炎の治療法は、現在のところこれといった方法が確立されていないようです。

かなりの高熱が続くような症状が重い場合には、ステロイドなどの薬物療法で様子を見ることが多いそうですが、とにかく時間が治してくれるような病気のようですね。

即効性のある治療法がないのが、発症患者を苦しめる1番の理由となります。

おわりに

壊死性リンパ節炎は治る病気ですが、再発する可能性の高いやっかいな病気です。

1番は壊死性リンパ節炎にかからないようにすることですが、万一かかってしまった場合は、かかりつけの病院で適切な治療を受けましょう。

何日も高熱が続き、首元のリンパが腫れているようだったら、お医者さんにその旨を伝えて生検をしてもらうと原因が早く分かるようですよ。