そばかすとシミの違いは?それぞれの原因と対策をまとめてみた

そばかすとシミの違いは?それぞれの原因と対策をまとめてみた

男女問わず年齢とともに肌トラブルとして増えてくるのが、そばかす・しみですよね。両社はひとくくりにされやすいですが、実は別物で、異なる点がたくさんあるようです。原因や症状の出やすい場所、対策が気になりますよね。今回は、そばかすとシミの違いについて、調査しました。

目次

そばかすとシミの違いは?

そばかすとシミの違いについて、それぞれ開設していきます。

そばかすとは

そばかすは、「雀卵斑(じゃくらんはん)」といい、スズメの卵のような斑点ができることが由来といわれています。直径3mmほどの小さい褐色の斑点が顔に多発しますが、手や背中、デコルテ、肩などに出ることも。原因は遺伝的な要因が大きく、幼少期から症状が出始め、思春期にかけて強く出るようになります。その後は、症状がだんだん薄くなることが多いものの、紫外線などが原因で悪化することもあります。

そばかすの治療法

そばかすは皮膚の比較的浅いところであれば、「フォトフェイシャル」「BBL」など光治療が有効的です。レーザー治療に比べて光の届く深度が浅いものの、そばかすであれば、十分効果が出ることがあります。光治療後は一時的にそばかすが濃く見えますが、だんだん薄くなってきます。また、深いところにできたそばかすは、「Qスイッチルビーレーザー」「QスイッチYAGレーザー」が有効的です。こちらも治療後はスキンケアや紫外線対策をいつも以上に徹底しましょう。

シミとは

「シミ」はそばかすに比べて色が濃く、種類もいくつかあります。

老人性色素斑

加齢にともなってできる老人性色素斑は、一般的な「シミ」のほとんどを指します。紫外線のダメージが蓄積し、だんだんシミが目立つようになります。一般的に30代~40代くらいから濃くなっていきます。若いうちから日焼けをしていた場合、もっと早いうちから症状が現れることも

肝斑(かんぱん)

肝斑は頬骨の上や目の下にできるシミで、顔の左右対称に現れる特徴があります。女性ホルモンの影響が大きく、更年期や妊娠中に症状が出やすいそうです。ピルの服薬や紫外線のダメージ、物理的な刺激でも悪化します。

炎症後色素沈着

炎症後色素沈着は、やけどや日焼け、虫刺され、ニキビなど肌に炎症が起こった際にできるシミです。炎症によって、シミのもとであるメラニン色素が作られ、消えなくなってしまうのですね。時間とともにだんだん薄くなりますが、炎症が強かったり繰り返していくと、そのままシミが残ってしまうことも。

シミを消す方法は?

シミは種類によっては自然に消えていくものもあるものの、一般的な加齢によるシミ(老人性色素斑)はそうもいきません。老人性色素斑には、「Qスイッチルビーレーザー」や「QスイッチYAGレーザー」などが有効です。シミの範囲が広い場合や細かいシミの場合は、「フォトフェイシャル」「BBL」などの光治療が有効な場合も。同じシミでも肝斑はトラネキサム酸などの内服薬による治療が有効です。最近は弱い出力でレーザーを当てる「レーザートーニング」もあるので、まずそこから試してみても良いですね。シミとそばかすはひとくくりにされやすいですが、特徴や治療法には異なる点がたくさんあり、対処法も異なるので、まずは一度皮膚科で相談するのがベストでしょう。

まとめ

今回は、そばかすとシミの違いについて、紹介しました。そばかすとシミはできる原因が根本的に異なり、そばかすは遺伝的なものが多く、シミは外的要因が多いようです。普段から紫外線ケアに気を付けたいですが、できてからもレーザーなどを駆使して消すことはできるようですね。気になっている人は、まずは一度皮膚科に相談するのが良いでしょう。

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