「ラーメンつけ麺僕イケメン」のギャグと勘違いイケメンキャラで人気を博した狩野英孝。多くのお笑い芸人が登場しては消えていく芸能界で2023年に芸歴20年を迎えました。他のお笑い芸人のように大爆笑を生み出したり、出川哲郎のように老若男女に好かれるようなキャラでもないにも関わらず、テレビで見ない日はないほど活躍をしています。
そこで今回はそんな狩野英孝について人気が衰えない理由や、多くの芸能関係者から愛される理由をまとめていきます!
狩野英孝の人気が衰えない理由3選
狩野英孝がデビューから20年もテレビから消えることなく出続けられている理由を3つ紹介します。
狩野英孝の人気が衰えない理由①:誰もが突っ込みたくなるキャラクター
狩野英孝が人気の最大の理由は肝心なところでミスをする“ポンコツ”ぶりと、誰もがつっこみたくなるキャラクターであることです。
かつてネットで配信された『狩野英孝の行くと死ぬかもしれない肝試し』という番組で、心霊スポットに霊能力者とゲストのアイドルと潜入した時にポンコツっぷりを発揮しました。
番組の流れでアイドルが心霊に憑りつかれてしまう(フリをする)と、話題の中心が自分からアイドルに移ることを危惧した狩野が「僕の冠番組ですよね」と慌てふためき、スタッフから「(心霊スポットに来て、悪寒など)なんか変化ある?」と聞かれても「痒いですね」と返事をしました。この時視聴者全員が「いや、そうじゃない!!!」とツッコミを入れたことでしょう。
この発言は“ウケる”か“ウケない”かは関係なく、あくまでも本気。「天然キャラ」とも言えるキャラクターこそが狩野英孝の最大の武器でしょう。
狩野英孝の人気が衰えない理由②:ビビりが故の前準備
今やバラエティ番組に引っ張りだこの狩野英孝もデビュー当時はうまくいかず、番組出演をしては先輩芸人との差に愕然としていたそうです。さらにネタ番組やトークテーマが決まった番組でもうまくいってないことにビビりまくって何度も練習してしまうそうです。
それについて2023年1月12日に文春オンラインが掲載したインタビューで
「ビビりがすご過ぎて、何度も練習しちゃうんです。何かの番組でネタをやるときも、すごくビビるから、これ、大丈夫かな? ホントに大丈夫かな……? って毎回心配。不安だから、もう一回練習しよう。これでいいのか? いや、やっぱりこっちで入れ替えてみようとか、ギリギリまで悩んじゃってる。あと、番組から「このトークテーマで話してくださいね」って言われるときもそう。やっぱり不安で。後輩を呼んでご飯を食べながら、「この前のさぁ~」とか、ネタの練習に付き合ってもらったりして。やっちゃうんすよね~、練習を。」
と話していました。この姿勢が番組スタッフに「狩野英孝をまた呼びたい」と思わせているのでしょう。
こうやって狩野英孝 クセスゴに出演しているのかと思うともっと応援しようと思えますよね!
狩野英孝の人気が衰えない理由③:一生懸命が故の空回り
狩野英孝の魅力の一つに番組MCとのバタバタとしたやりとりが挙げられます。
前述の通り、とにかく準備をする狩野英孝ですが、前述の文春オンラインのインタビューの続きで「どんなに準備をしても嚙んじゃって、MCの人に《はい、ストップっ!》って止められて。間違えたところを掘り下げられる……。僕も、慌てて《いや、違うんですよ! この後にね……》って話を続けようとしても、《もうエエって!》って。こっちは喋りたい。向こうは止めたいみたいな。
そのドタバタや、僕が恥ずかしがったり、焦ってる様子を見て、視聴者の人たちは笑うみたいな。で、収録が終わってスタジオを出るときに、ディレクターさんに《面白かったね!》って言われるんですけど、あんまり手ごたえ感じてなくて。」と話しています。いじられて「これでよし」で終わらずにまた次の現場ではもっと良くしようという姿勢がまた狩野英孝の魅力なのかもしれません。
最後に
浮き沈みが激しい芸能界で20年もの間テレビに出続け、今なお人気を博す狩野英孝の魅力について紹介してきました。
デビューすぐにあるテレビ番組でネタ見せの前に出番が終わるある種狩野英孝 伝説(不名誉ですが)も打ち立てています。
大御所芸能人に対しても緊張するのではなく「好きだからもっと近づきたい」と話しかけられることもまた狩野英孝がテレビ番組に出続けられている要因となっているようです。
いじられ芸人のパイオニア出川哲郎さんとこれからどのような地位を築いていくのか、たのしみですね!