ANAマイレージクラブに加入することで発行されるカードを利用することにより溜めることができる「ANAマイル」。その存在は知っていても、どのような使い道があるのか知らない人も多いのではないでしょうか。今回は、ANAマイル交換は何に換えるのがおすすめなのかについてご紹介します。
ANAマイル交換おすすめ①特典航空券への交換
おすすめの1つ目は「特典航空券」への交換です。これはANAマイルの最もお得な使い道であり、最もおすすめの使い道でもあります。特典航空券とはANAマイルで交換できる航空券のことであり、ANAの国内線、国際線のみならず、提携航空会社であるスターアライアンス系列のフライトにも無料で乗ることができます。特典航空券の交換に必要なマイル数は、出発地や目的地、搭乗クラスシーズンなどによって変動します。それでは、国内線の特典航空券と国際線の特典航空券で、必要なマイル数はどれくらい変わるのでしょうか。
国内線の場合
ANAの国内線の特典航空券は、通常の航空券よりも少ないマイル数で交換ができます。例えば、東京-大阪間や東京-札幌間など短距離路線では、片道6,000マイル程度で特典航空券を取得でき、非常にお得です。また、繁忙期やピークシーズンであっても、事前に予約すれば特典航空券を利用できる場合があります。
国際線の場合
国際線の特典航空券は、国内線に比べると交換に必要なマイル数がやや多くなります。アジア圏への往復であれば40,000マイル前後、ヨーロッパやアメリカへの往復は70,000マイル以上が必要となることが一般的です。また、国際線の場合、交換に必要なANAマイル数は往復で最低12,000マイルとなり、片道の利用はできないため注意が必要です。
ANAマイル交換のおすすめ②国際線の座席のアップグレード
おすすめの2つ目は、国際線の座席をビジネスクラスやファーストクラスにアップグレードするというものです。 特典交換に必要なマイル数は、片道 (1区間) 9,000マイルからとなっており、対象となる便の距離や変更するクラスによって異なります。例えば、エコノミークラスからプレミアムエコノミークラスにアップグレードする場合、東京-ソウル区間では9,000マイル、東京-ホノルル区間では15,000マイルが必要となります。 アップグレードできるパターンは以下の3パターンです。
- エコノミークラス→プレミアムエコノミー
- エコノミークラスまたはプレミアムエコノミー→ビジネスクラス
- ビジネスクラス→ファーストクラス
ANAマイル交換のおすすめ③国際線の超過荷物料金への利用
おすすめの3つ目は、国際線の超過荷物料金への利用です。
国際線限定ですが、ANAマイルは超過手荷物分の料金支払いにも使えます。必要なマイル数は路線や重さによって変わりますが、主な料金としては、23kg〜32kgの重量超過の場合は6,000マイル、32kg〜45kgの重量超過の場合は20,000マイルが必要となります。また、個数超過の場合は受託手荷物超過1個につき20,000マイル、3辺の和が158cm~292cm以下のサイズ超過の場合も20,000マイルで支払いが可能です。
ANAマイル交換のおすすめ④ツアーでの利用
おすすめの4つ目は、ツアーでの利用です。ANAマイルを、ANAが提供しているツアーにお利用することもできます。航空券セットツアー、宿泊ホテルセットツアー、入園券セットツアーなど様々なツアーが用意されています。例えば入園券セットツアーでは、「東京ディズニーリゾートの旅」や「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンへの旅」などがあり、マイルを使ってお得にテーマパークを楽しむことができます。また、ツアーには旅行先を自分でコーディネートできる「旅作」と呼ばれるツアーと、ANAが選んだ既製パッケージツアーの2種類があります。
その他の使い道
ANAのマイル交換には他にもさまざまな使い道があります。全てではありませんが、今回ご紹介したANAマイル交換のおすすめ以外の使い道は下記の通りです。
- ホテルの宿泊代に使う
- レンタカー代に使う
- ANA Payで使う
- ANAショッピング A-styleで使う
- ANAセレクション特典の商品と交換する
- 割引クーポンの発行
- 楽天Edyなど提携ポイントへの交換
最後に
今回は、ANAマイル交換は何に換えるのがおすすめなのかについてご紹介していきました。ご紹介した通り、ANAマイレージクラブに加入するとANAマイルには特典航空券に交換したり国際線の座席をアップグレードしたりと様々な使い道が用意されています。ANAマイルが溜まってきたという方は、ぜひ最適な使い道を見つけ、活用してみてくださいね。