SNSや若者の間でよく耳にする「やりらふぃー」という言葉。特にファッションシーンでは、「やりらふぃーファッション」と呼ばれるスタイルが注目されています。しかし一方で、「派手すぎてダサい」「痛いファッション」というネガティブな印象を持つ人も少なくありません。
この記事では、やりらふぃーファッションとは何か？特徴、上手な取り入れ方まで、徹底的にご紹介します。
やりらふぃーとは？言葉の意味と語源を解説
「やりらふぃー」という言葉は、TikTokで流行した「Meland×Hauken」の楽曲「CHERNOBYL2017」のサビ部分の空耳がきっかけで広まりました。
その語感のインパクトと合わせて、“派手な服装で、ノリが良く、テンションの高い若者”を揶揄するような意味合いで使われるようになりました。
「やりらふぃー」と言われる人たちの特徴
やりらふぃーと呼ばれるのは、主に以下のような特徴を持つ若者たちです。
- SNS映えを意識した派手な服装
- 常にテンション高めでパリピ気質
- 夜遊びが好きで、目立つ行動や発言が多い
ただし、すべての「やりらふぃー」が悪いわけではなく、ひとつのカルチャー・自己表現のスタイルと捉えることもできます。
やりらふぃーファッションとは？5つの特徴
やりらふぃーファッションとは、上述のような“やりらふぃーっぽい人たち”が好むスタイルを指します。以下のような特徴があります。
①ビビッドで目立つカラーリング
やりらふぃーファッションの最大の特徴は、目を引くビビッドカラーの活用です。赤・黄・緑・青といった原色や、蛍光ピンク・ネオンイエローなどの派手な色味がよく使われます。
視線を集める配色は、自己主張やテンションの高さを表現する手段として活用され、まさに“見せるためのファッション”。周囲との差別化を図りたい人にぴったりのスタイルです。
②柄×柄の総柄コーデ
大胆な柄を複数組み合わせた総柄コーデもやりらふぃースタイルの代表例です。ロゴ入りのTシャツに幾何学模様のパンツ、派手なチェック柄のシャツなど、デザイン性の強いアイテムを自由にミックスします。
一見ごちゃついて見える組み合わせも、あえて外したスタイリングで攻めた個性を演出。韓国ストリート系ファッションと共通点が多く、韓流好きにも親しまれています。
③タイトなシルエット
上下ともにジャスト〜タイトめなシルエットで、身体のラインを強調するのがやりらふぃー流。特にスキニーパンツやピタT、ショート丈のトップスなどが人気です。
動きやすさよりも見た目重視のスタイルで、スタイルの良さや若々しさを前面に押し出します。スポーティーな雰囲気を残しつつ、夜遊びにも映える「魅せるための体型演出」がポイントです。
④派手めなスニーカー＆アクセサリー
足元や小物にも抜かりがないのが、やりらふぃーファッションのこだわり。厚底スニーカーやNIKEのエアマックスのようなボリューム感ある靴を取り入れ、視線を下にも誘導します。
アクセサリーはピアスやネックレス、リングなど大ぶりなものをチョイスし、コーデ全体の華やかさを底上げ。アイテム選びも、目立ってナンボの精神が反映されています。
⑤小物で“映え”を演出
やりらふぃースタイルでは、服だけでなく小物の使い方も重要。ミラーサングラス、バケットハット、チェーン付きバッグなど、映えるアイテムでとことん個性を強調します。
写真や動画で目立つように計算された小物使いが特徴で、SNSやTikTokなどの見られる場でのアピール力が抜群。少し派手すぎるくらいがちょうど良い、そんな美学が詰まっています。
「やりらふぃーファッションはダサい」と言われる3つの理由
やりらふぃーファッションに対して「ダサい」と感じる人も少なくありません。その背景には以下のような理由があります。
①やりすぎ感が出やすい
やりらふぃーファッションは、色も柄も派手なアイテムが多く、全身にそれらを盛り込みすぎると「ゴチャゴチャして見える」「落ち着きがない」といった印象を与えることがあります。
視覚的に情報量が多すぎると、かえってスタイリッシュさが損なわれることも。ファッションでは引き算の美学も大切で、バランスを意識しないと逆効果になりやすい点に注意が必要です。
②TPOを無視した着こなし
やりらふぃーファッションはフェスやイベント、ナイトシーンでは華やかで映える一方、学校や職場、日常の買い物といった落ち着いた場面では浮いた存在になってしまうことがあります。
TPO（時・場所・場合）に合わない服装は、周囲から「空気が読めない人」と見なされる原因にも。やりらふぃーファッションを取り入れるなら、シーンに応じた適度な加減が求められます。
③一部の“痛い若者”のイメージと結びついている
やりらふぃーファッション自体に問題があるわけではありませんが、SNS上でマナーを欠いた行動をする一部の若者と結びついて、ネガティブなイメージを持たれることがあります。
たとえば公共の場での迷惑行為や、炎上したTikTok動画などがその一因。ファッションよりも、印象や先入観で否定されるケースが多く、スタイルそのものが誤解されやすい側面があります。
やりらふぃーファッションにおすすめのブランド・アイテム
ここからは、やりらふぃーファッションにぴったりなブランドやアイテムを紹介します。
JOKER（ジョーカー）
JOKER（ジョーカー）は、「全力で遊びを楽しむオトナの男達へ」をコンセプトに展開されています。
総柄シャツやスリムパンツ、ロゴ入りカットソーなどが豊富で、価格帯も比較的手が出しやすいため、やりらふぃーファッション初心者にも手を出しやすいブランドです。
韓国系ブランド（NERDY、Ader Errorなど）
韓国発のストリートブランドは、スポーティー＆ビビッドな配色とユニセックスなアイテム構成が特徴です。
NERDYやAder Errorは、レトロ感あるラインジャージなども手がけ、日韓で人気を集めています。今風の雰囲気を出しつつ、やりらふぃー系の派手め・個性強めスタイルにもぴったりです。
古着屋での一点モノコーデもおすすめ
総柄アイテムやユニークなスニーカーを低価格で買えるのが古着屋の強み。ブランド品を古着屋で手に入れることで、他人と被りにくく、個性を出しやすくなります。
派手めで目立つアイテムを一点だけ古着で埋める、という戦略も有効です。古着ならではの味（経年変化・レア柄）も相まって、遊び心をより強く演出できます。
まとめ
やりらふぃーファッションは、確かにダサいと言われがちなスタイルです。しかし、見方を変えれば「自由で自己表現に富んだファッション」とも言えます。
大事なのは、場面やバランスを考えて着こなすこと。ただ流行を追うだけでなく、自分らしさをどう表現するかがファッションの本質です。
流行を楽しみながら、自分らしくやりらふぃーファッションを取り入れてみてはいかがでしょうか？
