皆さんは2チャンネルやニコニコ動画などの動画配信サイトでたびたび話題になっている野獣先輩についてご存じでしょうか。長年にわたってネットミームの代表格として認知されている野獣先輩とは何者なのか、意外にその正体を知らない方も多いはず。
中国などの海外でも爆発的な人気を誇るといわれている野獣先輩とは何者なのか、本記事ではネットミーム化した理由も交えて紹介します。
野獣先輩とは何者?
野獣先輩とは何者なのか、その正体は2000年前後に多数のホモビデオに出演していたAV男優です。当時は全くの無名で話題に上がる存在ではなかったものの、後にプロ野球選手が過去にホモビデオに出演していた事件を機に作品が世間に取り上げられると、同じ作品に出演していた野獣先輩に注目が集まることに。そして以降は2チャンネルを中心に一部のコアな層からの支持を集め始め、ネットミームの代表格として長年に渡り愛され続ける存在になりました。
ちなみに野獣先輩というのは、野獣先輩が出演していた作品のサブタイトルである「昏睡レイプ! 野獣と化した先輩』から派生した愛称です。
野獣先輩が人気の理由は何?
野獣先輩とは何者なのかはお伝えしましたが、ではなぜネットミームの代表格と言われるほどの人気を集めたのでしょうか。野獣先輩がネット界隈で絶大な人気を博し、2025年8月の現在でも根強いファンを数多く抱える理由についてここからは3つに絞って紹介していきます。
①迫真の演技力
野獣先輩の人気の理由の一つとして挙げられるのは、迫真の演技力です。プロ野球選手が出演していたことを機に陽の光を浴びるようになったホモビデオですが、実際に視聴した方々からは「俳優のほとんどが台詞を棒読みで読んでいて、素人感がすごい」という声が上がっていました。
その一方で野獣先輩は他の共演者とは明らかに違う演技力を見せており、その一線を画す演技力を見て「演技力が1人だけ迫真すぎる」と驚きを隠せなかった視聴者が多かったようです。また野獣先輩の迫真の演技力はもちろん鍛えられた筋肉質な身体つきなど、他の共演者との明らかな熱量の差やギャップに面白みを感じている視聴者も多いのだとか。そういったAV男優としての演技力やプロ意識の高さが野獣先輩の魅力の一つと言われています。
②台詞が面白い
野獣先輩はいくつかのホモビデオに出演していますが、その作中で野獣先輩が発している台詞がいちいち面白すぎると好評なようです。そんな野獣先輩の台詞の代表格は下記のとおりになります。
- イキスギィ
- こ↑こ↓
- おかのした
- 王道を征く
- やりますねぇ!
- ぬわああん疲れたもおおおおおおん
- お前のことが好きだったんだよ
- これもうわかんねぇな
- はっきりわかんだね
- 24歳、学生です
これらの野獣先輩の台詞は「語録」ともいわれており、全くホモビデオと関係のないSNSなどでも多用されています。また中には野獣先輩とは何者なのかについて知らない一般人の方でも使用するなど普及しています。
迫真の演技力だけでなく、こういった独特かつ特徴的な台詞の多さも野獣先輩の魅力のようです。
③素性が謎めいている
2ちゃんねるや動画投稿サイトを中心に爆発的な人気を誇っている野獣先輩ですが、実は2025年8月現在も野獣先輩が誰なのかについて特定されていないんです。これだけ根強い人気を誇っているのに関わらず卒業アルバムなどの個人情報は一切流出しておらず、野獣先輩の本名や経歴など全てが謎のベールに包まれています。
過去にはそんな野獣先輩の正体を突き止めようという企画がネット番組で放送されたり、野獣先輩の声の波長と一致する音声データが流出したりしましたが、依然として誰1人野獣先輩の正体にたどり着いた人はいません。
これだけネットが発達した現在で、全く情報が出てこないのは不思議ですよね。こういったミステリアスな要素もまた野獣先輩に多くの方が魅了される理由の一つだと言えるのではないでしょうか。
野獣先輩は中国を筆頭に海外でも大人気
野獣先輩の人気は日本国内だけにとどまらず、中国や台湾でも熱烈なファンを多く抱えています。なぜ野獣先輩が中国や台湾で人気を博したのか、明確な理由は明らかになっていませんがSNS上には下記のような声が多数上がっているようです。
特に中国は同性愛に関してかなり厳しい規制を設けているだけに、なぜそのような国で人気が出たのかは不思議ですよね。また一部では中国の人口の1割(1億人相当)が野獣先輩を認知しているという真偽不明の噂まで出回るほど。果たしてなぜ中国でも野獣先輩は人気なのか、その理由は日本人でも分からないというのが現実なようです。
毎年8月10日は野獣先輩の日
野獣先輩という愛称にかけて、毎年8月10日は「野獣先輩の日」としてSNS上で大きな注目を集めています。毎年8月10日はSNS上で「♯野獣先輩の日」というハッシュタグが使用されるだけでなく、実際に野獣先輩が過去に出演していたホモビデオで使用された撮影地(下北沢)にファンが集まり、野獣先輩の明言である「いいよ!こいよ!」に関連づけられた11時54分14秒に「こ↑こ↓」と叫ぶのが恒例となっているようです。
ただ、「野獣先輩の聖地」ともいわれる下北沢の建物は現在一般人が住んでいるとの情報もあり、毎年「野獣先輩の日」に住宅街に大挙してファンが集まることから警察が出動する事態に発展するなどトラブルが後を絶ちません。こういったトラブルが問題視されていることから、野獣先輩のファンの行き過ぎた行動を非難する声もSNS上は多く寄せられているようです。
まとめ
今回の記事では日本のみならず中国や台湾などでも絶大な人気を誇っている野獣先輩とは何者なのかについて紹介しました。ホモビデオに出演していたAV男優として謎の人気を博した野獣先輩ですが、今後その正体が明かされる日はやってくるのか。日本だけでなく中国や台湾のファンの多くがその行方を今でもなお追い続けているようです。